物流倉庫におけるカゴ車移動を削減!コンベアやAMRを活用して生産性を高めよう!
物流倉庫のカゴ車移動の省力化をお考えなら、コンベアやAMRの導入・活用を検討してみてください。コンベアには様々な種類があり、搬送したい荷物の特性や目的に応じて最適なものを選択できます。AMRの導入は、人件費削減や生産性向上に効果的です。
こちらでは、コンベアの種類とAMRについて解説いたします。
どのような種類がある?物流倉庫で使うコンベアの種類について
物流倉庫で使用するコンベアには、以下のような種類があります。
ベルトコンベア
ベルトの上に荷物を載せ、運ぶタイプのコンベアです。ゴムをはじめ、金網や合成樹脂など様々な素材で作られたものがあります。多少の傾斜であれば上に向かって荷物を運搬でき、隙間に物が落ちる心配もありません。
ただし、短い距離の導入はイニシャルコストが高くなってしまいがちです。
また、ベルトの劣化による誤作動や作業の低下を回避するために、定期的なメンテナンスが必要です。
駆動ローラコンベア
ローラを稼働させて荷物を運ぶタイプです。すべてのローラを結合させるタイプと、一部のローラだけを稼働させるタイプがあります。
軽量なためレイアウト変更を気軽にしやすい点が特徴です。ただし、小さく薄いタイプが多いことから、隙間に荷物が落ちてしまいやすい点には注意しなくてはなりません。
また、荷物にかかる摩擦力が小さいことから、傾斜を作って上方に運ぶのには不向きです。
フリーローラコンベア
ローラを連ねたタイプのコンベアを指します。導入費用が抑えられる点や、配線が不要で軽量な点がメリットです。
ただし、傾斜を作って重力を利用して荷物を運ぶことから、傾斜によってできた範囲の運搬しかできないことがあります。
仕分けコンベア
荷物を自動的に仕分けられる機能を持ったコンベアです。荷物を載せる面の下からローラなどで押し上げて方向転換させるタイプや、外側からプッシャーで押し出すタイプなどがあります。
チェーンコンベア
チェーンを駆動させて荷物を運ぶタイプです。リンク構造のチェーンを使用し、高い搬送力を誇ります。長い距離の搬送も得意とし、素材によっては振動や衝撃にも強いなど様々なメリットを持つコンベアです。
ただし、ベルトコンベアと比較すると、スピードが出にくい点や音が気になる点にはご注意ください。
振動コンベア
傾斜をつけた搬送面を振動させることで、荷物を運びます。塊になってしまった荷物を分散させたり、穴をあけてふるい分けができたりといった特徴があります。
AMRとは?AMRが実現できることについて解説!
AMRは「Autonomous Mobile Robot」の略称で、和訳すると「自律走行搬送ロボット」といいます。
工場内を自律して自由に動き回り、ピックアップされたものを梱包エリアに届けることが可能です。AMRを導入することで、以下のようなメリットが得られます。
作業員の移動距離の短縮化
AMRを導入するメリットとしてまず挙げられるのが、作業員の移動距離を短縮できることです。製品や素材が並んでいる棚の前まで自動で向かい、そこのエリアを担当している作業員がピックアップした荷物を積んで次のエリアに向かうのが、AMRの仕事です。
結果として作業員の移動距離が短くなり、業務負担が大幅に減ります。
人件費削減
AMRは、人件費の削減にもつながります。作業員の移動距離が極端に短くなることで、人員カットが実現できます。
生産性向上
AMRの導入により、生産性の向上も期待できます。AMRは次の移動先までのルートを自動算出し、無駄のない移動を行うためです。導入前と比べて、同じ時間・作業員の人数でできる業務量が飛躍的に増えるため、生産性の向上が期待できます。
作業員の安全性向上
生産性だけでなく現場で働いている人の安全の確保も、AMRは実現可能です。AMRには障害物を感知・回避するシステムが備わっています。また、高い棚にあるアイテムを人に代わってピッキングする機能もあります。
コンベアやAMRを活用して工場や倉庫の作業効率を高めよう!
コンベアには様々な種類があり、それぞれ特徴が異なります。ローラやチェーンなど搬送方法は多種多様であり、目的やシーンに合ったコンベアを採用することが大切です。工場や倉庫内の作業効率化や人件費削減には、AMRの導入も非常に効果的だといえます。
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会社名 | 三和システムエンジニアリング株式会社 |
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設立 | 1947年 (昭和22年) 9月 9日 |
資本金 | 2,000万円 |
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役員 | 代表取締役 吉岡寿夫 専務取締役 吉岡岳志 取締役 吉岡洋志 |
事業内容 |
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従業員数 | 9人 |
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