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電子部品工場の自動化システムを設計!FA導入前の要件検討の工程とは

電子部品工場の自動化システム導入にはしっかりとした要件検討とRFP設計が重要

電子部品工場の自動化システムを導入する際には、要件検討やRFPの作成が非常に大切となります。FAは導入したら終わりというのではなく、導入後に当初の目的を達成させることが重要です。

こちらでは、FA導入における要件検討の重要性やRFP設計の概要について解説いたします。

設計する前に!導入前の要件検討とは?

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電子部品工場でファクトリー・オートメーション(以下FA)を導入する際には、まず要件検討を十分に行うことが重要です。要件定義がしっかりとしていなければ導入すべきシステムがはっきりせず、結果的に効果が出ない可能性も否定できません。

おろそかにすると以下のようなリスクがあるため、要件検討は非常に重要です。

目的を達成できない

要件検討をおろそかにしていると、せっかくシステムを導入しても当初の目的を達成できない可能性があります。

要件検討では、以下のような項目について検討しなければなりません。

  • 「対象ワーク」や作業の選定
  • 工場内の制約条件の洗い出し
  • 導入レイアウトの設計
  • 運用体制の検討
  • 導入におけるコストの試算

上記の工程を経て、初めて導入の目的を果たせます。開発を依頼する側と依頼される側が共通認識を持つことや、必要な機能を検討することが重要です。

こうしたポイントが不十分なまま開発が進むと、せっかくのプロジェクトが無駄になってしまうかもしれません。

開発に時間がかかる

要件検討が不十分だと、開発に必要以上の時間がかかってしまうことも考えられます。開発工程や設備のレイアウトがしっかりと定まらないまま進めると、作業効率が低下するためです。開発に時間がかかればその分業務にも支障が出てしまい、運営に影響を及ぼします。

人材が育たない

システムの要件検討に携わったスタッフの教育も、決して無視できないポイントです。要件検討をおろそかにしてしまえば、当然ではありますが人材は育ちません。

要件検討を通じて社内の人材が育成されることで、次回以降のロボット導入における要件検討がスムーズになります。

無駄な費用がかかる

要件検討をおろそかにしたまま開発を進めると、無駄なコストがかかる可能性もあります。

必要な工程やコストについて精査せずに開発を進めることで、追加の工程が必要になったり、無駄な工程が発生したりするためです。

工程を明確に!RFP作成とは?

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要件検討を行った後は、RFP(提案依頼書)を作成します。FA導入の成否において、RFPの果たす役割は非常に重要です。

RFPとは

RFPとは「Request For Proposal(提案依頼書)」の略であり、開発を発注する側が開発会社に依頼する際の必要要件をまとめた資料を指します。発注する側と発注を受ける側の目線をしっかりと合わせるために必要な資料です。

RFPを提出するまでの流れ

  1. RFPの作成

    社内関係部署で連携して作成を進めます。

  2. 発注先候補のリストアップ

    候補先を複数社選定します。

  3. RFPの社内承認と発注先候補の決定

    RFPと発注先候補において、決裁者より認証を受けます。

  4. 発注先候補へのRFP提示

    この段階でRFPに関する不明点があれば解決し、すべての候補先と情報を共有することが重要です。

  5. 発注先の選定

    各発注先候補から受けた提案を比較検討し、最終的に発注先を決定します。価格だけの判断になってしまうのを避けるため、あらかじめ評価項目を決めて臨むことがポイントです。

RFPに盛り込むべきもの

RFPを作成する際には、以下の項目を盛り込む必要があります。

  • 開発の背景、理由
  • 開発の目的
  • 開発による目標や成果(期待される効果)
  • 予算、規模
  • スケジュール
  • ターゲット層
  • 要件(対象ワークや作業、制約条件、導入レイアウト図、社内体制など)

要件検討やRFP作成はFA導入において重要!ご不明な点はご相談ください!

FA導入において、要件検討は非常に重要な工程です。要件検討をおろそかにすることで、導入の目的を果たせない、余計なコストがかかるなどのリスクが発生する可能性があります。

FAの成否において重要な意味を持つものといえば、RFPも欠かせません。RFPを作成して開発の意図を明確に発注先へ示すことで、FA導入を成功に導ける可能性が高まります。

三和システムエンジニアリング株式会社では、目的や現場に適したFAシステムを開発・提供しております。システムを扱う方に安心していただけるよう、よりよい品質のFAシステムをお客様とともに作り上げていきます。

FAシステムの導入をお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。

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会社名三和システムエンジニアリング株式会社
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設立1947年 (昭和22年) 9月 9日
資本金2,000万円
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役員代表取締役 吉岡寿夫
専務取締役 吉岡岳志
取締役 吉岡洋志
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  • FAシステムおよび機器の開発・設計・製作
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  • 精密部品の受託加工および設計・製作
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